見切り発車

アラフォー独身の女が沖縄に住むことにしたので、その様などをとりとめもなく書き留める。

沖縄への引っ越し、荷物を送る手段とか

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明けましておめでとうございます。
昨年末、無事沖縄への引っ越しが完了しました!

元々引っ越し魔なので何も心配してなかったのですが、沖縄への引っ越しでは初体験が多くてヤキモキすることが多かったです。
でも、なんだかんだ順調に進んで、終わってみればだいたい成功だったのではないかと思います。

ということで、関東→沖縄への引っ越しで使った荷物の輸送手段と注意点・感想をまとめます。

ちなみに今回はコスト削減を第一に、引越し業者に頼らずすべて自分で手配しました。また、大きな家電・ベッドは名護で買うことにして、軽自動車と家具と小さい家電、洋服、日用品のみを輸送しました。

※引っ越しは2017年に行い、経験した内容は2017年のものです。当時から一部サービス等が変わっている場合がありますのでご注意ください。
 

もくじ

自動車に家具を積んでフェリー輸送

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関東から沖縄へ車両を運ぶには、有明・川崎・横浜等の港からフェリーに乗せます。到そして、関東発の場合、到着は那覇一択です。
人間はフェリーには乗れないので、自分は飛行機で沖縄に行き、那覇の港で車を受け取らなければなりません。

ネットで色々探した結果、車両輸送の会社はヒューマンリレーションさんが最安でした。
車両だけであれば他にもっと安い会社があるかもしれません。が、私が自動車を本土で購入した理由は、車に家具を積めるだけ詰め込んで沖縄に輸送したいからです。しかし、車内に荷物を積める会社はかなり限られます
その中で、ヒューマンリレーションさんは後方確認できることと助手席に座れることを条件に荷物詰め込みOKの航路がありました。
※荷物詰め込めない航路もあるので注意が必要です

料金は、早割・軽で4万6千円弱。日通の単身パックSが神奈川→沖縄で約50,000円だったので、同量かそれ以上に積載できることを考えるとかなり安くすみます。
ただし、保険はないですし、到着時の一時預かり等のサービスも一切ありません。しかも輸送当日に自分で車を港に搬入し、船の到着日当日中に那覇新港に引き取りに行かないとならないので、すべてのスケジュールはこの車の輸送を中心に組みました。

ちなみに港で車を預けた際にサインも引換証もなかったので、なんだかとても不安でしたが、とりあえずトラブルはありませんでした。

自動車の輸送をしない場合は、日通の単身パック(関東→沖縄は5万円弱~) がいいかと思いますが、やっぱり引っ越し初日から車を利用できたのはとても助かりました。

 

大きな家具や重い物は車に

宅配便の料金が高くつく物と、飛行機で運べない危険物は車に詰め込むことに。

航空機による輸送ができないものは? - 日本郵便

 

元々アウトドア好きで荷台スペースを大きくとれる車(Nbox)を買ったので、かなりの荷物が乗りました。

Nboxは後部座席を倒すとかなり広くなるので、たぶん150kgくらいにはなったと思います。あとNboxのラゲッジルームには床下収納があるので活用しない手はないです(この知識が必要な人は限られると思うけど)。

積んだのは、ダイニングテーブル・椅子・ソファ・テレビ・炊飯器・扇風機・多肉植物など。緩衝材代わりに毛布やタオルを使い、崩れ落ちないように梱包。衣類や食器・調理器具はダンボールの代わりに手持ちの衣装ケースを利用して、沖縄で使えるようにしました。
香水や農薬も飛行機ではNGなので車に。シートや大きな物の隙間に差し込むような感じで、とにかく隙間があれば余すところなく詰め込みました。ドリンクホルダーも無駄にせず。

 

衣類はJALのピックアップサービス(宅配便)を利用

洋服や雑貨、壊れにくい家電は JALのピックアップサービス(手ぶらでおでかけサービス)を使いました。
140サイズ/20kgまでなら片道2,000円。佐川急便です。
これ、旅行の時もよく使うんだけど、沖縄への荷物輸送はこれが一番安いと思います。

ちなみに、ゆうパックは140サイズ/30kgまでで片道2,160円です。こちらは30kgまでOKなので、20kg以上の物を送るならゆうパックがいいです。
私の場合、ダンボールの強度から20kgが梱包の限度かと考えて、ピックアップサービスで4個口にしました。
140サイズだと、55cm×40cm×35cmの箱のイメージです。私はいつもスーパーなどで段ボール箱をもらってくるのですが、140サイズのダンボール箱がスーパーにあることはめったにありません。というか完全にないかもです。なので、中くらいのダンボール箱を2つ繋げて1個にします。ガムテープで何回か巻けば問題ありませんし、強度もアップします。

あと、ピックアップサービスは佐川急便なので、壊れやすいもの・高価なものは避けた方がいいです。

ピックアップサービス・宅配便ともに航空便なので、飛行機で運べないものは入れないように注意が必要です。

JAL国内線 - JAL手ぶらでおでかけサービス

航空機による輸送ができないものは? - 日本郵便

 

梱包が難しいものは飛行機の預け荷物

私の場合、いったいどうやって運ぼうか迷ったものが1つ。それは観葉植物
小さな鉢植えであれば車に乗せることもできますが、大きめで葉枝が横に広がっている観葉植物はスペースをとるので、せっかく大きくて重い家具を運べる手段を無駄にしてしまうようでやめることに。かといって宅配便で運ぶにはお金がかかりすぎるし、そもそも配送の日程によっては枯れちゃうし。

結果、飛行機の預け荷物が最適だということになりました。
観葉植物を預けられるのか、またその際の注意点などをJALに問い合わせたところ、預けること自体はまったく問題なく、土がこぼれず、枝が折れないようになっていれば大丈夫との返答をもらいました。

ということで、鉢が倒れないようダンボールで固定し、枝が折れないよう園芸用の棒を立てて大きなゴミ袋をかぶせました。
荷物を預ける際に観葉植物であることを伝えたところ、大きなプラスチックの箱に入れてくれました。また、以前釣り竿を預けた時もそうだったのですが、到着地の那覇での受け取りは、例のベルトコンベアではなく、放送で呼び出されて出口の係員から手渡しでした。
壊れても文句は言わないという契約書にサインさせられますが、実際はかなり丁寧に扱ってくれるので、大切な物や梱包の難しい物は、下手に宅配便で送ったり機内持ち込みにするよりも安心かもしれません。

ちなみに、飛行機の預け荷物には、無料で預けられる荷物に上限があります。LCCはほぼ有料なのでご注意ください。

お預けのお手荷物(お手荷物) - JAL国内線

無料でお預かりする重さ・サイズ・個数(国内線) | ご旅行の準備 [国内線] | ANA

 

たくさん詰め込む! 梱包・パッキングのコツ

今回、通常の引っ越しとは違った意味での梱包をしまくったので、かなり上達したと思うので、その成果を発表させていただきます。

梱包のコツ①
種類別に詰めようとしない

とにかく限られたスペースにたくさん詰め込むためにまず必要なのは「種類別に詰める」という考えを早々に捨てること。
荷解きのことなんて考えてはいけません。
洋服はこの箱、食器はあの箱、と綺麗にカテゴライズして梱包すると、どうしてもデッドスペースが生まれがちになります。

例えば、特に梱包に気を使う大皿なんかは、洋服を詰めた箱の真ん中に差し込めば緩衝材いらずだし、炊飯器の中にはタオルを詰めれば無駄なスペースがなくなります。
結果、1箱にたくさんのものを入れられ、箱の数を大幅に減らすことができます。

梱包のコツ②
お皿やグラスはラップでまとめる

割れる原因は中のものが動いて衝突しあうから。ということは、動かなくすれば万事解決。
ということで、同じ種類で複数あるお皿やグラスは重ねて安いラップでぐるぐる巻きに固定するといいです。プチプチや紙だとギュッと締めるにはテープが必要不可欠だしかさばります。その点、ラップならかさばらず、荷解きも楽ちんです。

梱包のコツ③
緩衝材はタオルや寝具で

プチプチなんて後々使えないし、意外とかさばるのでほとんど使いませんでした。そこで活躍するのがタオルや毛布などの布製品。
隙間があれば詰め込み、割れ物があれば巻き、時には洋服まで使いました。すべては引っ越しのコストを抑えるために。

梱包のコツ④
圧縮は丁寧に

セーターやダウンジャケット、布団・クッションなどは圧縮袋で圧縮するのが鉄則。ただ、適当に圧縮すると思った以上にかさ張ります。
圧縮したものは底辺に置くことが多いので、できるだけ平らに、置く場所と同じ大きさに圧縮しなければなりません。
圧縮袋自体を理想のサイズに折りたたみ、養生テープなどで固定してから物を入れ、圧縮するとうまくいきます。

梱包のコツ⑤
重いダンボールにはPPバンド

PPバンドって何?と思った方もいるかもですが、よくダンボールを締めてる帯状のプラスチックバンド(黄色が多い)のこと。 

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/2/2e/Pp-tape.jpg

これ、ダンボールの底が抜けないように補強するために巻くんだけど、大きな箱でも運びやすくなるので、自分はもちろん、宅配業者の人も助かります。
巻き方ですが、ダンボール箱の形が口の字だとしたら、目の字になるようにバンドを括ると両手で持ちやすく、強度も確保できます。

PPストッパーの使い方 | 信越工業株式会社 

ホームセンターや100均で買えるので、活用してみてください。

梱包のコツ⑥
養生テープを駆使

梱包の必須アイテム「養生テープ」。
綺麗に剥がせるので、家具や家電に直接貼れるし、ちょっとした仮留めなどにとても便利です。
例えば分解した家具をまとめたり、ネジを失くさないように本体に貼り付けたり、コードをまとめたり。粘着力が弱いので箱のシールにはできませんが、私は今回の引っ越しで丸々1個使いました。
普通のガムテープよりちょっとお高いですが、1つあると超便利ですよ!

 

まとめ&トータルコスト

車両輸送 軽自動車1台 約46,000円

JALピックアップサービス @2,000×4=8,000円

梱包用品 約500円

合計:54,500円

車両と荷物の輸送コストを7万円と考えていたので、大幅に削減できました。

ただ・・・疲れた!!!
全部を自分で手配したので気を使うことが多く、梱包も箱詰めするだけではないので、忙しい人にはかなり厳しいと思います。

何かと計画性が問われる引っ越しでした。