見切り発車

アラフォー独身の女が沖縄に住むことにしたので、その様などをとりとめもなく書き留める。

多肉植物の寄せ植え(我流)

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多肉植物が好き。

3月のライオンのあかりさんが二階堂くんに抱く気持ち、よくわかります。

ぷっくりツヤツヤの丸い葉っぱが可愛くて、見てるだけでなんだか幸せな気持ちになります。もっとふくふく太らせたいと思ってしまいます。が、二階堂くん同様、多肉は水&栄養過多厳禁です。悩ましい限りです。

そんなわけで、今年も多肉植物の最盛期がやってこようとしています。4月から梅雨入りまでが短い多肉のゴールデンタイム。成長期なので植え替えや挿し芽には最適な季節。ですが、寄せ植えはすぐ型崩れしてしまう季節でもあるので、寄せ植え的には適期ではないと思いますが、植え替えや挿し芽をするとカット芽がたくさん発生するのです。

うちのカット芽の準備も万端です。去年は大規模修繕で日照時間が不足したため、例年より紅葉がくすんでしまったのが心残りですが、なんとか色は集まりました。

浅い鉢はカット芽挿しではなく、植え替えて使います。

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ネットでも安く買えます。すでに寄せ植えされたものやちゃんとした鉢に入ったものよりかなり安いので、これから多肉植物を育てたい人におすすめです。

寄せ植え7つ道具。

左からアイメイク用の刷毛、眉毛用はさみ、ピンセット、スプーン、竹串、プリンか何かの容器の蓋、そして下に敷いたレジャーシート。
園芸用品が1つもないという。

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鉢を準備

さて、寄せ植えに入ります。

今回は100均で買った素焼きっぽい2号の鉢を使用。目が荒くて水捌けが良すぎます。そのため、土は多肉用土に赤玉を2割くらい混ぜておきました。ジャムの瓶などに入れてシェイクすると、余った時にそのまま保存できて便利です。
(プラスチック鉢の場合は、多肉用土そのままでいいと思います。)

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鉢底にネットを引きます。2号の場合、鉢底石は使いません
その代わり、多肉培養土に含まれている小石を底に集める感じで入れていきます。土をブレンドした瓶を叩くと小石が上に浮いてくるので、スプーンですくって鉢に入れると楽ちんです。

プリンの蓋は鉢の下に置くと、鉢を移動しても土が漏れなくて便利です。

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小石の少ない砂状の土が鉢の上の層になるように土を整えます。多肉を刺す時に茎や根を傷めにくくなるので、成功しやすいです。

土はふちスレスレまで入れます。ふちスレスレにすることで、小さな多肉でも植えやすくなります。土はぎゅうぎゅうに詰めると水捌けが悪くなってしまうので、この段階では軽く押さえる程度。お口の中ではらりとほどけるお寿司のようなイメージです。
今後、多肉に水をあげると徐々に土が沈み、フチに0.5~1cm程度の余裕ができてちょうどよくなります。この辺は我流なので、プロの人には笑われるかもですが。

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植える多肉植物を選びながら妄想する

鉢の用意ができました。
が、多肉を植える前に、寄せ植えにする多肉をピックアップして完成図を妄想します。
色をバラけさせると可愛い寄せ植えになりますが、これからの季節は紅葉が緑に変わります。完成図だけでなく、成長過程なども、日々の生活と合わせて妄想しながら組み合わせるとおもしろいと思います。

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今回は、大好きな乙女心(手前真ん中の)と真っ赤な火祭り(紅葉祭りかも?)をメインにします。火祭りは葉っぱが広がるので2号の寄せ植えに向かないかもしれません。他の多肉を押しやって多肉戦争が繰り広げられるかもしれませんが、何事も挑戦ですからね。

6月頃には火祭りは黄緑、乙女心はエメラルドグリーン、脇役の虹の玉がツヤツヤ緑、黄麗が黄色寄りの黄緑、その他の多肉は深緑になります。梅雨開け頃には、緑にも色々あるように人生も色々あるよね、と励まされることでしょう。
蒸し暑さピークの8月には、徒長しまくる多肉を嘆きながら、人間のエゴを感じることでしょう。

選んだ多肉を土に刺す

妄想が完了したら、いよいよピンセットと竹串を駆使して多肉を植えていきます。真ん中あたりから多肉を植える、というか刺します。園芸的には「挿す」が正しい漢字ですが、やっていることは「刺す」です。
できるだけ隙間を空けないように、ぎゅっと詰めて刺すと可愛い寄せ植えになります。

ピンセットでの挟み方はこんな感じ。

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茎と平行になるように挟み、茎を刺すというよりピンセットを刺すイメージで、グググッと土に埋め込みます。竹串で穴を作ってから刺すといいですよ。

鉢の中に収めようとせず、葉がふちからはみ出させるように植えると可愛くなります。そのために土を鉢ギリギリまで入れるとやりやすいのです。

こんな感じになりました。

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妄想した多肉だけだと足りなかったので、少し足しました。
まぁまぁいい感じですが、まだ隙間が目立ちます。隙間があると間抜けなので、小さくて縦に伸びる多肉で埋めます。虹の玉や玉葉、グリーンペットなどのセダム属の多肉が便利です。隙間を埋める、いわば緩衝材のような脇役ですが、とても可愛い多肉たちです。実家の母親が野菜送ってくれる時に緩衝材としてスナック菓子やトイレットペーパーを使いますが、そんな感じです。ベビースターは袋が潰れても美味しいです。

ちなみに玉葉は夏場に絶対に徒長して縦にひょろひょろ伸びるので、中央付近に入れました。波平の髪の毛のようになり、私を笑顔にしてくれると確信しています。

寄せ植えが決まったら、葉っぱにかかった土埃をアイメイク用の刷毛で落として完成です。

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うは、かーわいーw
ちょっと霧吹きで水をかけて無駄に輝かせてみました。

多肉植物の水やり

傷付いた根から腐ってしまうことがあるので、寄せ植え後すぐに土に水をあげないようにします。水は寄せ植え1週間後くらいにあげます。根付くまでは、水を張った洗面器など(たらみのゼリーの容器が便利)に鉢を入れて底から水を吸わせてあげると型崩れしません。

昼間は室内で柔らかい日差しに当て、夜間外に出せば、しばらくは成長せずにこのままの形をキープできると思います。

早くお水あげてぷっくりさせたいな。

全部で5個作りました。

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