沖縄移住:不動産屋に行って来た
沖縄移住で避けて通れないのが住まい探し。いや、沖縄に限ったことじゃないけど。
私は首都圏で7回引っ越しをしてるから引っ越し自体には不安がない。でも、ネットでちょっと移住について調べると必ず出てくるのは、
「沖縄の賃貸は沖縄在住の連帯保証人が必須!」
という、なんとも厳しい情報。
いやいやそんなわけないでしょ、とは思うけど、地方には嘘みたいなローカルルールが全国そこかしこにあるので、実情をこの目で確かめるまでは安心できない。
そこで、先月沖縄に行った際に不動産屋にあれこれ聞いてきました。
はじめに、沖縄での住居の選択肢は数あれど、私はセレブではないので、
・家具付き賃貸(レオパレス)
・普通の賃貸
の2択。
ちなみに名護市の賃貸の相場は、1Rは2万円台~、2LDKでも4万円台~と、首都圏では考えられないほど安いけど、沖縄県内ではかなり高い方とのこと。
今回伺った不動産屋さんは名護市内の3軒。それぞれ特徴が違う店です。このうちC社に実際に物件を見せていただきました。
()内は担当者の首都圏在住歴
A社:老舗で古いアパートの専任物件が多い(なし)
B社:老舗で売買も多く取扱う(不明)
C社:新しくて首都圏によくある仲介タイプ(大学+6年東京勤務)
この3社を選んだ理由は、WEBサイトに「移住歓迎」「移住相談」などのの文字があったからです。
ということで上記3社へのヒアリング結果。
※「秋頃に移住を考えている」「今回は契約せず相談だけしたい」と担当者に伝えてあります。
1.保証人が沖縄在住じゃないとダメだと聞いたけど?
これは3社とも回答が同じでした。
「そんなことないですよ。保証会社も必ず入るし、最近はそういう話は聞いたことがない」
一安心。やっぱりネットはネガティブな経験談の方が広がりやすいってことなのかね。
昔はあったとも言ってましたが、それでも多くはなかったみたいです。
3社の担当者と話してなんとなく感じたんですが、保証人が沖縄人じゃなきゃダメって話、移住者を嫌いな不動産屋が客を追い出すために言う常套句なんじゃないですかね。
保証人が沖縄県民限定の物件自体がない、あるいは少ないとなると、不動産屋が移住者の客をとりたくないだけとしか考えられません。その理由が差別なのか過去に嫌な思いをしたのか思想的な理由なのかはわかりませんが、さすがに客に「本土から来た人には物件を紹介したくない」なんて言えないですから。(あくまで想像です)
私も嫌な会社から仕事の依頼があったら「スケジュールが~」と言って体よく断ることがあるし、そういうことだと思います。
2.無職だとダメって聞いたけど、フリーランスは大丈夫?
これも3社とも同じ。
「収入があれば大丈夫ですよ。それに保証会社が認めれば無職でも問題ないです」
まぁ、これは真っ当な不動産屋ならそりゃそうだ、って感じです。全国どこでもそうでしょう。大家さんも商売ですから。
また、A社は「外国人でもフリーランスで大丈夫だった」と言ってました。
ひとまず、契約のハードルは問題なく越えられそうです。
3.2DK駐車場付きで4万円以内を考えてるけど、相場的にどう?
A社「古い物件ならそのくらいが妥当。共益費別で4万ならかなりたくさんある」
B社「ありますよ。ちょっと不便な立地なら結構多いです」
C社「古い物件ならたくさんあります。あとは何を重視するかですね」
とのこと。
名護的には2DK駐車場付きで4万円というのは少し安い部類に入るみたい。
実際、CHINTAIで2DKの相場を調べてみると42,500円だったので、間違っていないと思います。
ちなみに内見させてもらった4万円の物件は築15年以上の建物でした。首都圏で築15年というとそんなに古く感じないですが、沖縄の築15年はかなり古く感じます。たぶん台風や潮風で劣化が早いんだと思います。
ということで、今回3つ不動産屋さんに行ったけど、移住者を嫌う感じもなかったですし(本心はわからないけど)、家賃相場のイメージもだいたい合っていました。
あと、一番積極的に営業してきたのはやはりC社で、あとの2社は受け身な感じ。まぁ最初に相談だけ、と言ったからかもしれませんが。
ちなみにさっきボンビーガールという番組で、八王子の築浅マンションの最上階1Rが42,000円というのを見て、実は名護はそんなに安くないのだと気付いてしまった。今住んでるところは6~7万くらいするから麻痺してんのかもしれない。