見切り発車

アラフォー独身の女が沖縄に住むことにしたので、その様などをとりとめもなく書き留める。

4月の沖縄、シルイチャー2.5キロ

4月に2週間ほど沖縄へ行ってきました。
母と行ったんですが、ほぼ毎朝と毎夕は釣り。
うん、釣れません。
この2週間の流行語大賞は間違いなく「釣れないねぇ」です。

港ではグルクマーがバシャバシャ暴れているのに。
ジグにはオニカマスがすぐそこまで追ってくるのに。
泳いでいるアオリイカが見えるのに。

つ、れ、ん!!!!

釣具屋のおじさんも、釣り場のおじさんも、釣り筏の船頭さんも
「4月は釣れない。今年は特に釣れない。何かおかしい」
と口を揃えて言ってました。
プロが言うくらいだから、そりゃ私のようなニワカに釣れるわけない。
4月の沖縄がこんなに釣れないとは…もっとリサーチしてから予定組めばよかった。

でも、唯一、大物が釣れました。
そう、私の大好きなアオリイカが!
沖縄語でシルイチャーが!
そのサイズ、2.5キロ!!!
人生初のデカイカです!!!!

そう、好きがこうじてIDもシルイチャーにしてしまったほどアオリイカ好き。愛してやみません。本命中の本命、これが釣れれば他はもういらないと思っていたくらい釣りたかったやつです。

エギに掛かった瞬間の、ぐぅぅぅぅぅぅぅーーーという重い引きは忘れられません。根掛かりかと思うほど重い。なんだこれ、まさか、落ち着け、と一旦深呼吸。すると急にドラグがジジジジジジーーーと勢いよく出て、慌ててドラグ締めて合わせを入れると、ぐわ~~ん、ぐわ~~ん!!とイカ特有のバネのような引き。これもう絶対アオリイカだ。ここからはバレないようにひたすら祈りながら引き寄せてリールを巻く。隣にいた母親も「イカ?イカ?イカ?」と無駄にイカ連呼して大興奮。心臓バクバクで「タモない!」と叫ぶ私。そう、なんとタモを持って来てない。このサイズはどう考えてもタモなしで上がる気がしない。「糸持って引き上げるから頑張って寄せて!」と母。うん、もうそれしかないよね。とはいえ頑張って引き寄せてもすぐぐわ~んと竿先がしなってうまく寄せられない。薄暗いし水深あるしで、なかなか姿が見えないし。PEって伸びないからどのくらいライン出てるか見当つかない。さっさと姿見せてよ~と思ってると、フワッと水面に茶色い影が。「でかっ! ってかデカすぎ!」と思わず二度叫んだ。新潟じゃこんなアオリ見たことない。「逃がすな!」と母がプレッシャーをかける。もうバタバタだ。ぎゃーぎゃー騒いでなんとか寄せて、母がラインを手繰って寄せる。私も慌ててロッドを置いてラインを手繰る。エギの針には返しがないから、ラインを緩めたらバレてしまう。イカの動きを見ながら緩めないようにラインを引き寄せた。アオリイカは目が水面から出ると急に大人しくなるから、ここまで来たらあとは水面から堤防に引き上げるだけ。外れないように外れないように。でもラインが指に食い込んで痛い。2.5kgの重さが太さ1mmもない糸に集中するわけだから当たり前だ。痛い痛いと騒ぎながら2人がかりでようやく地面に引き上げた。引き上げたら、さらに大きく見えた。

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エギちっさ~!楽しかった~!
しかもタモなしであがって超ラッキー。
いや~久しぶりに子供みたいに騒いだわ。付近には私たちだけだったけど、他に人がいたら118に通報されるレベルの騒ぎっぷりだったと思う。
いつも釣ってる新潟の400gとは全然違う引きは最高でした。

釣ったイカはちゃんと締めて、ホテルの共用キッチンでさばきました。
1日目は固くて微妙だったけど、3日目以降の刺し身はなかなか。ゲソは冷凍して持参したクーラーに入れて横浜まで持ち帰って来てました。今もうちの冷凍庫で眠ってます。そろそろ食わねば。
でも食べるなら400gのが美味しいな~。次回はできればリリースしたいけど、アオリって一度でも地面についたら死んでしまうと聞いたから釣具屋さんに確認しておこう。

ちなみに無理してシュノーケリングしてみたところ、夏の3割くらいしか魚がいませんでした。しかも小魚ばっかり。そりゃ釣れねぇわ。

 

<2週間の釣果>
アオリイカ 2.5kg 1
ミジュン 目測21cm 1
カーエー 目測32cm 1
オジサン 4
サメ   目測50cm 1
よくわからない熱帯魚 数匹

うーん、一昨年の夏は1日でもこれ以上釣れたのに…沖縄に来ればじゃんじゃん釣れると思ってたんだけど、幻想だったようです。
つくづく2.5キロのアオリが釣れて良かった。