見切り発車

アラフォー独身の女が沖縄に住むことにしたので、その様などをとりとめもなく書き留める。

シュノーケリング:マスクの曇り止めと、塗っても曇る原因と対策

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マスク(水中メガネ)は、何もしないと曇ります。絶対。しかも新しいものほど曇ります。

マスクが曇ると、楽しさ半減どころか8割減だと個人的には思います。目の前が見えないシュノーケリングなんて、ソースのないお好み焼き、いや、スープのない塩ラーメンです。

そんなわけで、マスクが曇らないように事前に対策をしておく必要があります。

新品のマスクは油膜を徹底的に落とす

新品のマスクは、製造時についたオイルがそのままになっています。
これがなかなか頑固で、ちょっとお湯で洗っただけでは落ちません。
いちばん手軽な方法は、歯磨き粉を付けてメラミンスポンジで優しく洗う、です。メラミンスポンジ(激落ちくんとか)がなければ普通のスポンジでもかまいません。
レンズ部分だけでなく、周りのシリコン部分などマスク全体を念入りに洗って、お湯で洗い流してください。できれば2~3回は洗ったほうがいいです。

ちなみに、鍋で煮るとかライターで炙って油膜を燃やすという人に会ったことがありますが、溶けそうで怖いので私はやったことありません。

海に入る直前に曇り止を塗る

家やホテルで念入りに油膜を落としても、運んだり着けたりしている間にどうしても油が付きます。そう、人間の皮脂です。なので、海に入る直前に必ず曇り止をぬりましょう。曇り止はレンズ部分だけでなく、フレームやシリコン部分にも塗るといいです。

また、曇り止は塗ったら軽くすすぐのですが、洗い流したら効果がなくなってしまいます。成分が落ちないように、海水に潜らせる程度で十分です。

曇り止めは市販されてますが、色んなもので代用可能です。効き目の高い順(経験値)に紹介。

  1. 唾液
    レンズにツバをペッペッと吹きかけて指で広げてすすぐだけ。一番お手軽で一番効き目があり、一番体に優しいので、ダイビングでは女性でもよくやってる人を見ます。気分的に、私は曇り止めを忘れた時にやむにやまれてやる程度ですが、曇り止めより効くと言う人もいるくらいです。唾液に含まれる酵素の効果だそうです。
  2. 歯磨き粉
    レンズに直接チョンチョンつけて指の腹で広げて洗い流せばOK。ダイバーの間ではライオンwhite&whiteが定番ですが、ホテルの歯ブラシについてるやつでも大丈夫です。
  3. 台所用食器洗剤
    レンズに数滴垂らして指で広げてすすぐ。ただし目に入ると染みるので、あまりおすすめじゃないです。
  4. 葉っぱ・海藻
    海辺にある「モンパの木」の葉っぱや海藻を丸めて揉んでレンズにこすりつけ、軽くすすぐだけ。沖縄の海岸にはけっこうありますが、ネタ以外でやってる人を見たことがないです。

曇り止めは色々とありますが、シーゴールドは他の曇り止めより効果が高いように思います。

 

曇り止めが効かない、塗っても曇る原因

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塗っても塗っても曇り止めが効かない!という人がいます。
しっかり塗ってるし髪の毛も挟まってない。それなのに曇る!という人が。そう、私のことです。
私の場合、ダイビングでは曇らないのに、シュノーケリングでは、海に入って15分で曇ってました。油膜をきっちり落として曇り止めを塗ったのに、シュノーケリングをすると曇ってしまうのです。

ダイビングの時はショップの用意した曇り止めを使い、シュノーケリングでは自分で買った曇り止めだったので、曇り止めの品質の差だと思っていたのですが、まったく違う原因だったんです。

色々調べたりダイバーさんに聞いたりした結果、2つの原因がありました。

曇り止めが効かない原因①
鼻息が漏れてる

ガラスに息を吹き付けると曇りますよね。それと同じで、鼻息が漏れてるとマスクが曇ります。これはダイビングのインストラクターさんに指摘されました。無意識のうちに鼻から息が漏れていたようです。
シュノーケリングはもちろん口呼吸ですが、普段鼻呼吸の人は鼻から息が漏れがちです。意識して鼻息を止めて呼吸してみてください。
注意してもやっぱり曇る場合は、次の原因②へ。

曇り止めが効かない原因②
日焼け止め

曇りの原因が油膜と聞いてピンときた人もいると思いますが、日焼け止めの油分のせいで曇ってしまうことがあります。とはいえ、曇り止めを塗っていればそうそう曇ることはないはずです。そのための曇り止めですからね。

では、なぜ曇ってしまうのか?
それはたぶん日焼け止めの付いた手で曇り止めを塗ったからじゃないかと思います。曇り止めと一緒に日焼け止めのオイルもマスクに塗ってるようなもんですよね。そりゃ曇り止めの効果も半減ですよ。

私の場合、ダイビングではショップが用意した霧吹きタイプの曇り止めだったため塗る作業がなかったのですが、シュノーケリングでは自分で用意した塗るタイプの曇り止めでした。ダイビングで曇らないのになんで?なんで?と思っていたら、まさか日焼け止めが原因だったとは…盲点でした。

対策は、下記3つのどれか。

  1. 日焼け止めを塗ったら手を石鹸でしっかり洗う
  2. 指で塗る必要のない曇り止めを使う
  3. 曇り止めはグローブをしてから塗る

1は石鹸で洗えない状況の方が多いと思いますので、2か3が現実的です。私はグローブをしてから塗っていますが、指で塗らないタイプの曇り止めも売っているので、グローブをしない人はチェックしてみてください。

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